LTO(磁気テープ)の寿命・環境条件をふまえた保管方法とは

LTO(磁気テープ)の寿命・環境条件をふまえた保管方法とは

LTOメディアは適切な環境下で30年以上の寿命が公表されています。 大切なデータを長期に渡り保管しておくためにも推奨環境や保管時の注意点を知っておくと良いでしょう。
INDEX
1.LTOテープの寿命
2.環境条件
3.磁気やホコリ、直射日光に注意
4.テープ交換のタイミング
5.LTO 関連製品

1.LTOテープの寿命

磁気テープであるLTOは、30年以上の長期データ保存が可能であると言われており様々な業界でデータの記録に使用されています。 データの長期保管において高い信頼性のあるLTOテープは映像業界などのアーカイブ媒体として注目され、導入も増えています。 LTOテープの高い保存性を保ち、適切に保管する方法や寿命について解説します。
LTOテープ
耐久性
LTOテープの耐久性は、100万パスと言われています。
また、LTOテープにフル容量のデータを100回以上読み書きを行っても問題がなかったこと、 テープの同一箇所を40,000回走行させても問題なく読み込みできることが確認されています。 そして、テープを20,000回ドライブに装填しても機構に異常が発生しないことも確認されています。

(出典:富士フイルム「テープの寿命」)
保存期間
LTOテープの保存性は30年以上というのが定説ですが、社団法人電子情報技術産業委員会(=JEITA)が行った寿命推定検証を紹介します。

<検証内容>
温度70℃、湿度80%及び10%以下の高温多湿、低湿な加速条件で保管することで、80日間を約50年に換算することができます。 この加速条件下で、LTO7メディアを使用した経時安定性の検証が行われました。 結果、再生信号の減衰率は50年以上信号の読み取り品質に影響がないことが確認されました。

上記のように、通常の保管環境であれば50年以上の保存性が結論付けされています。
ただし、LTOテープはあくまで消耗品ですので、バックアップ用途での日次利用の場合は定期的なテープ交換が推奨されます。
本記事ではテープ交換のタイミングも紹介しています。

(出典:社団法人電子情報技術産業委員会(=JEITA)「LTO 7テープメディアの寿命評価」)

2.環境条件

LTOデータカートリッジの性能・信頼性を保つためには、適切な環境での保管管理が必要です。

温度  
使用環境 10~45℃(最大湿球温度:26℃)
保管環境(短期) 16~35℃(最大湿球温度:26℃)
※ LTO Ultrium1/2の保管環境は16~32℃
保管環境(長期) 16~25℃(最大湿球温度:26℃)

湿度  
使用環境 10~80%(結露しないこと)
保管環境(短期) 20~80%(結露しないこと)
保管環境(長期) 20~50%(結露しないこと)

3.磁気やホコリ、直射日光に注意

強い磁気に注意

LTOなどの磁気テープにとって、強い磁気は注意が必要です。
強い磁気を発生させているものに近づけると、データが破損したり消失してしまう恐れがあります。

また、ホコリもデータカートリッジやLTOドライブのトラブルの原因となります。
ドライブに入れたままにしていると、ホコリやゴミの付着でテープに傷などが付いてしまうとエラーの原因にります。

テープを保管するときは、付属のプラスチックケースに入れて直射日光を避け垂直に立てて保管しましょう。

4.テープ交換のタイミング

LTOテープは数十年に渡る安定性が確認されていますが、バックアップ用途での日次利用の場合は消耗品として捉え、 バックアップ回数200~250(6ヶ月~5年)程度でのテープの交換が推奨されています。

また、日頃のバックアップ用途でも長期アーカイブでも正副でデータ保管をすることで、より確実なデータ保護が可能です。

5.LTO 関連製品

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