LTOに対応 新版「ActiveImage Protector 2022」

LTOに対応 新版「ActiveImage Protector™ 2022」

2022.05.16 公開
「ActiveImage Protector™」は物理・仮想のWindowsサーバー向けの国産バックアップソリューションです。
多数の新機能を搭載して登場した「ActiveImage Protector™ 2022」では、待望のLTOに対応。
万が一の際のRTO(目標復旧時間)の削減に着目し開発されているので、障害対策はもちろんセキュリティ対策としてもおすすめです。
INDEX
1.「ActiveImage Protector™」の概要
2.「ActiveImage Protector™ 2022」での新機能
3.主なバックアップ機能
4.主な復元機能
5.新しいライセンス形態

1.「ActiveImage Protector™」の概要

ActiveImage Protector 2022

ActiveImage Protector™は、サーバー/クライアント、物理/仮想の幅広い環境で使用できる国産のバックアップソフトウェアです。
システムやアプリケーション、データなどハードディスク全体を丸ごとイメージファイルとしてバックアップを行うことができ、 システム障害や災害などで復元が必要な際は、ファイルやフォルダ単位はもちろん、OSを含めたシステム全体を一括で復元可能です。
バックアップ元のハードウェアが故障した場合は、別の物理マシンや仮想マシンに復元することも可能です。

インターフェースは完全日本語仕様となっており、専門のエンジニアが少数でもシンプルな操作で復元を行うことができ、RTOの短縮を実現できます。 更に、バックアップスケジュールの自由度が高く複数のスケジュールを組んで運用することが可能です。

Actiphy社公式サイト:ActiveImage Protector™ 2022 Server

2.「ActiveImage Protector™ 2022」での新機能

今回リリースされた新版では、バックアップの保存先や復元方法の選択肢が増えたことでより柔軟で効率的な運用が可能になった他、 ランサムウェアやEmotet(エモテット)といった企業を狙うサイバー攻撃に対しても、より強固な対策を行うことができます。
ファイルやフォルダー単位でのバックアップ
ファイルやフォルダー単位でのバックアップ
ファイル/フォルダー単位でのバックアップに対応しました。 重要なファイルだけを個別にバックアップしておけば十分といった環境では、バックアップにおける時間短縮と負荷の軽減が可能です。
クラウドストレージへの直接バックアップ
クラウドストレージへの直接バックアップ
バックアップの保存先として、従来のローカルストレージに加えクラウドストレージへの直接バックアップが可能になりました。 バックアップを物理的に離れたクラウドストレージに保存することで、災害時にデータを消失するリスクを軽減することができます。
クラウドストレージは、S3互換のオブジェクトストレージやAzureなどのクラウドストレージに対応しています。
クラウドストレージへの復元
クラウドストレージへの復元
クラウドストレージに保存したバックアップイメージから、同じクラウド上の仮想マシンへ直接復元できるようになりました。 災害などでバックアップ元であるローカルサイトの物理/仮想マシンが破損した場合、即座にクラウド上で復旧させることが可能なので非常に心強い機能です。
待望のLTO対応
待望のLTO対応
バックアップを含むネットワーク上のデータを次々と感染させるランサムウェアの流行により、バックアップを物理的に隔離することが重要になってきています。 そこで再度注目が高まっているLTOに対応しました。30~60年以上の保存性を持ち大容量にも対応可能なので、膨大なアーカイブデータを安全に長期間保存することができます。 テーププールによる分類などもサポートしています。Actiphy社公式サイトでLTOテープなど取り外せる媒体での長期データ保管導入例をご覧いただけます。

Actiphy社公式サイト:長期データ保管計画
SFTP対応
SFTP対応
セキュアな情報のやり取りを可能にする、SFTPプロコトルに対応しました。 社内にSFTPサーバーを立ち上げることにより、遠隔地からパソコンのバックアップを保存するなど、テレワーク使用のパソコンの保護をおこなうのに最適です。
新しい起動環境
新しい起動環境
新しい起動メディアはWindows ADKの実装不要で作成可能です。バックアップ対象上で作成することにより、簡単に必要なドライバーを組み込むことができます。 またLinuxベースの起動メディアでは、オンメモリ上で動作が可能となりました。
ディスクコピー機能
ディスクコピー機能
以前存在していたディスク間コピー機能が復活しました。 ローカルディスク間のコピーも可能となり、ディスクの引っ越し用途などで活用することが可能です。

3.主なバックアップ機能

ActiveImage Protector 2022 主なバックアップ機能

物理/仮想環境に適した運用
ActiveImage Protector™ Serverは、Windowsサーバー向けの物理/仮想環境両方で使えるバックアップソリューションです。
OSを含むシステム、アプリケーション、データ全てを丸ごとイメージバックアップし、ローカルのハードディスク、USB、メモリ、LTOテープ、NASなどのネットワークストレージやクラウドストレージに直接保存できます。
仮想マシンの場合は、エージェントベースとエージェントレスバックアップの方式を選択できます。
保存先の容量を大幅に縮小する重複排除圧縮機能
ActiveImage Protector™の重複排除は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除し圧縮することで、保存先の消費容量を約半分ほどに節約できます。 バックアップ速度は重複排除圧縮使用時でも従来と大きく変わることはありません。(アクティファイ社実測値:11.7TBのデータで約27時間) また、別途オプションの購入や重複排除機能を搭載した、高価なストレージの用意は不要で、特別な設定や操作も必要ありません。
最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
未使用セクターをバックアップしないスマートセクター技術によって、高速かつ最小容量のバックアップが可能です。 また、ディスクに読み取れない不良セクターがあっても、エラーを無視してバックアップを継続できます。
高速な増分バックアップ
増分バックアップは、前回のバックアップ以降の変更を保存していきます。 復元時にはベースバックアップイメージと、全ての増分バックアップイメージが必要ですが、各増分で必要な時間と容量は変更分だけなので、非常に高速で効率的です。
スケジュール機能
バックアップの実行を、1回のみ、週単位、月単位でスケジューリングしたり、特定の月の特定の曜日にスケジュールを設定したりできます。 初回のフルバックアップの作成以降のバックアップを、増分イメージの作成のみに設定することも可能です。 また、ディスクローテーションに対応するための保有ポリシーの設定、複数の異なるUSBハードディスクを指定したUSBスマートディテクト機能を使用できます。 更に、マルチスケジュール作成機能では、1つのプロファイルに対して複数のスケジュールを作成できます。 例えば、週単位のスケジュールで運用していた場合でも「毎月1日にはフルバックアップを作成したい」ということも可能です。
BootCheck™(ブートチェック)機能
BootCheck™は、ローカルのHyper-Vや他のHyper-Vホストを使って、バックアップイメージが確実に起動できる状態であることを即座にテストする機能です。 イメージファイルから直接起動しますので、低リソースかつ短時間で起動確認を完了でき、非常に便利です。 また、ActiveImage Protector™のコンソールから手動でも使用できますので、任意のタイミングでも起動確認が可能です。
シャットダウン時に自動で増分バックアップ
バックアップする必要性を感じながらも、時間的な制約からなかなか実行できない場合があります。 毎日の退社時などにシャットダウンを行う際、意識せずにバックアップすることが可能です。
エージェントレスバックアップを行うHyperAgent™機能
仮想マシンのバックアップの場合、従来のActiveImage Protector™をインストールして運用するエージェントベースバックアップとは別に、 ActiveImage Protector™Virtualでも採用されているエージェントバックアップの「HyperAgent」を選択して使用することも可能です。
ActiveImage Protector™Serverでは、ハイバーバイザー上の仮想マシンのバックアップを行う場合、エージェントレス、エージェントベースのバックアップを選択的に行えます。

4.主な復元機能

ActiveImage Protector 2022 主な復元機能

ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
ハードディスクなどの障害によりシステムが壊れてしまった場合、OSの再インストール、アプリケーションの再インストール、データの復元など面倒な作業が不可避でした。 ActiveImage Protector™は、セクターベースのディスクイメージングなので、バックアップイメージファイルをウィザード形式で復元するだけで済みます。 増分ファイルを復元する場合でも、最新のバックアップファイルを選択するだけで済み、個々に指定する必要はありません。
また、システムがクラッシュした場合、特定のファイルさえ復元できれば業務を再開できるケースもよくあります。 ActiveImage Protector™では、ファイル・フォルダー単位での復元をGUI上で行うことができます。 アクセス権限等のパーミッション情報やストリーム情報も復元可能です。
ボリュームサイズを指定して復元可能
ボリューム単位の復元でボリュームサイズを拡大・縮小して復元する際に、サイズを指定できます。(NTFSのみ) NTFSのボリューム縮小復元では、例えば用意した代替ハードディスクの容量がバックアップ元のボリュームサイズより小さい場合でも、縮小して復元できます。
別のハードウェア構成の物理/仮想マシンに復元
A.I.R.(物理マシン間の移行を簡単におこなえるようにした技術)によって取得したイメージファイルを、別のハードウェア構成の物理マシンに復元して起動が可能です。 また、ディスク全体のみでなくボリューム単位の復元時にもA.I.R.を使用できます。
起動設定の修復(BCD修復機能)
起動環境上でMBRのBCDを修正できます。 うっかり起動パーティションをバックアップし忘れていたり、C:ドライブのみの復元をして起動できなくなってしまったりした場合、BCDを修復して起動可能にします。

5.新しいライセンス形態

オフラインライセンスファイルの提供
オフラインの認証サービスとして、ライセンスファイルをサポートしています。 オフライン環境で単体のコンピューターのアクティベーションが可能です。 イントラネットでの複数のコンピューターのアクティベーションにはAAS(アクティファイ認証サービス)を使用します。
サブスクリプショライセンスの導入
永続ライセンスの他、1年間/3年間/5年間のサブスクリプションパックが登場。 お客様の予算に合わせてライセンスを選べます。 1年分の保守費用が差し引かれます(※)ので、リーズナブルな価格で購入可能です。 ※差し引かれるのは3年と5年のサブスクリプションです。
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