<最新情報まとめ>LTO-10とは
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<最新情報まとめ>LTO-10とは
2025.06.26公開
LTO-10とは

「LTO-10」とはLTO Ultriumテープテクノロジーの最新規格です。LTO-9から約4年、次世代規格として今回LTO-10のリリースが発表されました。LTO(Linear Tape-Open)は、長年にわたり企業・組織の大容量バックアップやアーカイブ用途で活用されてきた信頼性の高いストレージ規格です。大容量化や省スペース化へのニーズ、災害対策(BCP:事業継続計画)、ランサムウェア対策としてのオフラインバックアップ(エアギャップ)の重要性が高まる中、テープストレージの需要は再び注目を集めています。LTO-10は、そうした要望に応えるべく、より高密度な記録技術を採用し、保存容量のさらなる向上を実現しています。
LTO-10の特徴
01.大容量30TB~75TB
LTO-10ではカートリッジ容量が30TB(2.5:1圧縮時は最大75TB)になりました。
2022年時点のLTO Programのロードマップ値36TBに対して下方修正ですが、記録密度の向上によりLTO-9(18TB)から
12TB(UP率66%)の容量増加を実現しています。
02.最大転送速度400GB/s~1000MB/s
LTO-10(FH)の最大転送速度は400MB/s(2.5:1圧縮時は1,000MB/s)になりました。これまでLTO-5:140MB/s、LTO-6:160MB/s、LTO-7:300MB/s、LTO-8:360MB/s、LTO-9:400MB/sと前世代を上回る転送速度を実現してきましたが、LTO-10では初めて据置となりました。
03.ファイバチャネルモデルに32Gb FC採用
LTO-10では新たに32Gb FCインターフェースが採用されました。LTO-9(8Gb FC)と比較して最大4倍の帯域幅を有しており、最新のSANインフラストラクチャー(32Gbと64Gbのネットワーク)へのシームレスな接続を実現します。なお、SASモデルは12Gb SASでLTO-9から据置となりました。
04.キャリブレーション不要
LTO-10ではキャリブレーション不要になりました。LTO-9では未使用カートリッジを初めて使う際、自動で実行されるメディア最適化(キャリブレーション)のために40分~2時間程度の待ち時間がありましたが、LTO-10では新しい設計の「ヘッドガイドアセンブリ」の採用により、カートリッジはすぐに利用出来ます。またアンロードに長い時間を必要とするArchive mode unthreadも不要になりました。
05.下位互換性なし
LTO-10ドライブでは、下位世代カートリッジとの互換性がなくなりました。利用できるメディアはLTO-10カートリッジのみで、LTO-9以前のカートリッジは利用できなくなりました。LTO-7までは2世代前まで、LTO-8及びLTO-9では1世代前までをサポートしており、前世代との互換性なしは今回が初めてです。互換性と新しい技術の採用はトレードオフであることも珍しくないため将来LTO-11以降でも下位互換性がなくなることを決定づける物ではありません。
LTO-10 製品
LTO-10製品は、各メーカーで順次販売開始予定です。現在ご購入可能製品をご覧いただけます。
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